数学科で何を学ぶか

代数学と幾何学

文字や式などに対するシンボリック (記号的) な操作・変換の仕組みを探求する代数学は、自然科学のみならず、あらゆる科学技術分野に方法論的な基礎を提供します。図形や広がりを持った空間のイメージで捉えられる対象を総合的に研究する数学である幾何学は、数理物理学などの最先端科学との交流のもっとも盛んな領域でもあります。代数学と幾何学は、もっとも長い伝統を持つ純粋数学の精華であると同時に、最先端の応用分野との交流によっていまも発展を続けているのです。(もっと詳しく...)

代数っぽい幾何っぽい画像
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解析学

時々刻々と変化する現象を記述し分析するためのことばを提供する解析学の発展なくして、近代以降の産業の進歩はありえませんでした。解析学は自然科学や工業技術の基本的な道具となるとともに、近年では金融や経済政策などの分野にも不可欠なものとなっています。(もっと詳しく...)

情報数理学

社会の情報化・コンピュータ化の進展により、従来の解析学的手法の及ばなかった複雑系の問題を数値的に解く数値解析学や、コンピュータの働きそのものの数学的なからくりを研究対象とする情報数学といった、新しい数学の分野が生み出されています。(もっと詳しく...)

情報っぽい画像

理学部数学科では、多彩な応用と理論そのものの美しさをあわせもつ数学を、基礎から出発して一歩一歩確実に理解できるように専門科目を配置しています。それとともに、数理的な考え方の習得にも重点を置き、演習やセミナー形式の授業を通じて、自分の考えを筋道だてて他者に伝える方法を学びます。

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